ことばのちから

世界は言葉でできている。

常に鍛える

ただ共通して言えることは、土木は直接自然と対い合ってものを作る仕事であるということである。つくる場所によって自然条件は千差万別であるけど、とにかく自然の力の強大さ妥協を許さぬ非情さを否応なく思い知らされるという仕事である。土木技術は、現実の自然条件の下で実用に供されることによって、はじめて評価され得るものである。そしてより難しい条件下で、一つの工事をすすめてゆく過程で技術自身もまた きたえられ 、きたえられることによって進歩してゆくのである。ある意味では人間の身体に似ている。常に鍛えていなければ進歩は止まる。これは避けることのできない現実である。

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