ことばのちから

世界は言葉でできている。

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

下請けになること

たしかに日本の中小企業にとってアップルの下請けになることが、大きな利益をもたらすように見えた時期もあったかもしれない。だが、それは禁断の果実だった。一旦、下請けになれば、どんな無茶な要求をされても、文句も言えずに、呑み込むことしかできない…

制度の良し悪し

「新しいものをすぐ社会に出せる国の形になっていない。例えば法制度だ。一言で言えば、米国の法律は『やってはいけないこと』を書くのに対し、日本の法律は『やっていいこと』を書く。米国ではインターネットが民間開放された途端、選挙での利用を含め、あ…

従来の延長線にブレークスルーはない

「すべての目標を高く設定するのは問題だが、ここ一番というときは狙う目標は十分に高くすべきだと考えている。低い目標では(従来の延長線上の)積み上げとカイゼンにとどまってしまう。だが、目標が高ければブレークスルーを起こせるようになる。世界一、…

タクトタイム

太平洋戦争中、日本海軍の主力戦闘機だった零戦を開発。中島飛行機とあわせて極めて短期間で1万機以上、次々と量産した。それができたのは生産工程ごとの標準作業時間を設定し、時間当たりの生産数を管理する「タクトタイム」があったからという説もあるほ…

支える側、支えられる側

「昨日までは厚労省の一員として自分は人を支える側だと思っていたのに、一瞬にして、一晩にして、弁護士など誰かの力に頼らねば何もできなくなったのです。自分にもそういう時が訪れる。人には支える側と支えられる側がいるという考え方は間違いで、いつで…

ホームで抱える問題がアウェイで解決することはない

自分のホームで解決できないことを旅に預けるのは、分を超えたことだ――というあまり役に立たない意地が、常にブレーキをかけてくる。 わたしにとって旅行はただの移動であり気晴らしだ。自分がホームで抱えている問題がアウェイで解決することなんてない。と…