わが社ではリーダー職を受けるのであれば、その職を賭して実行することを期待している“3つの責務”があります。
1つ目は、「明確な命令によってメンバーを動かすこと」です。納期に間に合わせられない部下がいるのであれば、直接サポートをしてでもその部下の能力向上を支援しなければなりません。次に「メンバーの仕事を正しく評価すること」です。寝食を忘れるほどにまで仕事に没頭しているメンバーの取り組みを正しく評価して、これを全身全霊でたたえることがリーダーの2つ目の責務です。最後が「メンバーができるようになるまでリーダー自ら“率先垂範”すること」です。リーダーはメンバーができるようになるまで何回も何回もくり返し指導しなければなりません。
メンバーを育てるということは、メンバーの能力不足に起因する問題点を許さないという覚悟が必要です。簡単には諦めないこと、同じことをくり返し教えて、習慣化するまで継続して取り組ませることがそのメンバーのためになるという信念が必要です。
「リーダー就任最初の100日」の心得 :日本経済新聞