ことばのちから

世界は言葉でできている。

引き継ぎ可能な会社にする

もちろん、次期社長には“引き継ぎ書”を読んで、同じことをやってほしいわけではありません。まず、どのように会社として成立しているかを深く理解したうえで、“守破離”のように自分のやり方を出していけばいいと考えています。

引き継ぎは“誰を選ぶか”より、“引き継ぎ可能な会社”にすることが重要です。

サイバー藤田晋氏ら語る「後継者育成」 経験や勘の言語化が重要 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

粗にして野だが卑ではない

――座右の銘
 森 「粗にして野だが卑ではない」です。城山三郎の小説のタイトルにもなっている、財界人から初めて国鉄総裁になった石田礼助の言葉です。「立ち振る舞いは上品ではないが、志は高い」という思いを持ち、仕事に臨んでいます。我々の仕事が世の中のためになっているという高い志と誇りがあってこそ、日々頑張れるし、研鑽して技術開発ができるからです。

PC建協 森拓也新会長インタビュー|道路構造物ジャーナルNET

人生で一番大切な日は生まれた日と、生まれた理由がわかった日

人生で一番大事な日は二日ある。生まれた日と、なぜ生まれたかを分かった日。
“The two most important days in your life are the day you are born and the day you find out why.”

トム・ソーヤーの冒険」の著者 マーク・トウェインの言葉

映画「イコライザー」の冒頭に出てくる言葉

半沢直樹部長、出向先の部下に贈る言葉

では部長、一言お願いします。

わかった。


そうだな。勝ち組、負け組という言葉がある。
わたしはこの言葉が大嫌いだ。
だが、私が銀行からここに赴任したときによく耳にした言葉、「銀行は勝ち組」、「俺たち子会社の社員、プロパーの社員は負け組だ」とか。
それを聞いてもちろん反発するものもいたが、大半は自分はそうだと認めていた。

だが、今はどうだ。君たちは大銀行が総力を挙げても成し得なかったことを成し遂げた。負け組だと思っていた君たちがだ。
大企業にいるからいい仕事ができるわけではない。どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドをもって、
日々奮闘し、達成感を得ている人のことを本当の勝ち組というのだと、俺は思う。


ここは若い会社だ。君たちは40台から20台。大半は就職氷河期で苦労した人間だ。そうした事態を招いたバカげたバブルは、自分たちのためだけに仕事をした連中が顧客不在のマネーゲームを繰り広げ、世の中を腐らせてできた。


その被害を被った君たちは、俺たちの時代と違う見方で組織や社会を見ているはずだ。
そんな君たちは10年度、社会の真の担い手になる。君たちの闘いはこの世界をきっとよりよくしてくれるはずだ。
どうかこれからは、胸を張って、プライドを持って、お客様のために、働いてほしい。
たとえ相手が銀行でも遠慮することはない。君たち世代の逆襲を、いや、君たちの倍返しを、私を心から期待している。