「僕が言うのも変ですが、（SMOJの）社員には上昇志向が強い人たちよりもSONYが好きで、ソニーで働いてきたことにプライドを持ち、現場でいい仕事をしたいと思っている人がたくさんいる。ただいろいろな構造改革や、正直なところミスマネジメントなどで誇りを傷つけられ、ハートにダメージを受けた人たちが多かった。（SMOJは）自信を失いかけている組織でもあったわけです。僕はもう1回『SONYはすげぇんだ』ということを、一度きりの人生なんだから仕事を楽しくやろうとみんなに言いたかった」
河野は社長就任後、全国16の支店すべてを回った。そして社員の声に耳を傾けた。販売現場が元気があるか、なければどうすれば元気が出るようになるのか、それを確かめたかったのだ。それを踏まえて彼が心がけたのは「ハシゴを外さない」という安心感を社員に与えることである。
「ＳＯＮＹ商品で社員は遊べ」、ソニーマーケの反攻 ：日本経済新聞
「ＳＯＮＹ商品で社員は遊べ」、ソニーマーケの反攻
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2500N_V21C13A1000000/?df=2
