ことばのちから

世界は言葉でできている。

2014-03-16から1日間の記事一覧

大きな収穫を回収するためにはまず先に自分から譲ってみせる

外交でも内政でも、敵対する隣国や野党に日頃から「貸し」を作っておいて、「ここ一番」のときにそれを回収できる政治家が「剛腕」と呼ばれる。見通しの遠い政治家は、譲れぬ国益を守り切るためには、譲れるものは譲っておくという平時の気づかいができる。…

2つの時間

人間はおそらく2つの時間の中で生きている。どんどん流れて先へ先へと進む「時」。株式市場では100万分の1秒の単位で、何兆円ものカネが利益を競い合う。遅れれば負けのゲームである。秒針に背中を押されて、人は僅かな変化にも新しい価値を探そうとする。…