ことばのちから

世界は言葉でできている。

相手の瞳のなかに自分を見つけるということ

奇跡のレッスン ~世界の最強コーチと子どもたち~ - NHK

 最も印象的だったシーン。

 ダニエル氏が子供たちに指揮者に向かうのではなく、一人ひとりバラバラに、反対側の方向を向いて演奏させる。指揮者が見えないから、それぞれの音に耳を澄ませて演奏しなければならない。向いている方向が同じならば、演奏はバラバラにはならない。

 次は二人で、それぞれを向いて、見つめ合いながら演奏させる。照れくさいけどやってみる。すると以前よりも音が合ってくる。

 バラバラの方向を向いても演奏を合わせるとは…対自的に、自分と対話しつつ、同じ方向を見つめるということ。

 二人で見つめ合うとは…対他的に、見つめ合いながら、相手の瞳の中にも、自分を見つけるということ。

 これらはきっと人生論かもしれないし、組織論かもしれないけど、結構、ずっと考えてきたことと一致しました。最後にダニエル氏がピアノと合奏した「タイスの瞑想曲」曲が素晴らしかったです。

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