ことばのちから

世界は言葉でできている。

「やる」と「やりきる」は大きな違い

笠原は、病気の子どもが親からもらい受ける肝臓は、子どもを助けたいという親の強い思いのつまった「命のプレゼント」だと言う。その“家族の未来”を確実につなぐために、1,200件を超える手術を経験してもなお、手術の前には必ず時間を設けて手術記録を見返すなど万全の準備を施し、あらゆる限りの手を尽くす。信念は、「やるのではない、やりきる」こと。 番組では、昨日助けられなかった子どもを、明日はなんとか助けられるよう、毎日毎時、ほんの少しでも前進しようともがき続ける医師の生きざまに迫る。

プロフェッショナル仕事の流儀 移植外科医・笠原群生