ことばのちから

世界は言葉でできている。

新しい世代への寛容さ

歌舞伎とか伝統芸能、落語なんかの世界ですとですね、必ず、先代はよかった、お前の芸なんて先代に比べれば、というそういう、昔はよかった、とかですね、まさにそうした自分史の反映としての芸事の評価というのが昔からございます。
ですが、古い世代というのは新しい世代に対する寛容さというのを常に持っていなければならないと僕は常に考えております。
若い世代がですね、いつの時代も続々と生まれてきます。
我々古い世代はそれらの若い新しい才能を見出して、抜擢し、助けて、日の当たる場所へ引っ張りだしてあげなければいけません。

山下達郎のサンデー・ソングブック(2014年1月26日放送) | gelatinlens