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ことばのちから

世界は言葉でできている。

不格好経営

「あんなにパニックになっても、(会社を潰すような)致命的なミスにならずに済んだのは、株主や関係者に事態を過小に伝えなかったから。ドツボに陥ったときほど、周りに対して正直で、誠実でなきゃいけない」

「あと、この本を通してのもう1つのテーマなんですけれど、何だかんだいって人材がすべてなんですよね」

「いかに(本書に)登場してくる仲間たちが、このクルクルパーを支えてくれたか。マッキンゼー時代は自分に自信があったんですね。チームメンバーは部下っていう感じ。本当は私が全部やりたいんだけれど、手が足りないからやりなさいよっていう意識で。ところが経営者になってみると、自分1人でできることがすごく少ない。自分より得意な人をたくさん集めて、みんなでやんないとダメなんだなって気づいた。あの時期、経営に対するスタンスが私のなかで急速に変わっていきましたね」

「それから、どうしようもない状態からどう乗り越えるかっていうのは、その人の人間力とか誠実さとか底力を見せるいいチャンスだと思うんですよ。かつ、『塞翁が馬』じゃないけど、転んだときは必ず何か拾ってやると。そういう気持ちで、ここまでやってきたんだよね、この会社は。だから、今はご案内のような状況になっていますけど(笑)。これからもすごい課題があるだろうけれど、でもきっと乗り越えていけるだろうって確からしさを、感じています」


「稚拙でアホだった」復帰の南場智子氏すべてを語る
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http://www.nikkei.com/article/DGXBZO55984730Y3A600C1000001/