以前から技術を事業に繋げるには3つの障害があるといわれてきました。
です。
成長に必要な技術戦略
魔の川を渡れないのは市場ニーズに合致する技術テーマの絞込み不足が原因です。死の谷は開発に係わるリスクをテークすべき技術担当役員の資質が問題となります。ダーウィンの海では技術戦略とマーケティングの整合性が課題となりますが、最近の日本企業の失敗の多くがこれによるものと私は思います。
世界は美意識で競い合ってこそ豊かになる
何度も書いている気がしますが、原研哉さんの素敵な言葉を引用します。
世界は美意識で競い合ってこそ豊かになる。
本当にそう思います。だからこそ、高い志を、強い意思を、深い思考を、広い視野を持った経営者がこの国にはもっとたくさん必要です。それが文化的な成長への近道だと思います。
美意識のある経営を。|文鳥社とカラスの社長のnote|
相手の瞳のなかに自分を見つけるということ
奇跡のレッスン ~世界の最強コーチと子どもたち~ - NHK
最も印象的だったシーン。
ダニエル氏が子供たちに指揮者に向かうのではなく、一人ひとりバラバラに、反対側の方向を向いて演奏させる。指揮者が見えないから、それぞれの音に耳を澄ませて演奏しなければならない。向いている方向が同じならば、演奏はバラバラにはならない。
次は二人で、それぞれを向いて、見つめ合いながら演奏させる。照れくさいけどやってみる。すると以前よりも音が合ってくる。
バラバラの方向を向いても演奏を合わせるとは…対自的に、自分と対話しつつ、同じ方向を見つめるということ。
二人で見つめ合うとは…対他的に、見つめ合いながら、相手の瞳の中にも、自分を見つけるということ。
これらはきっと人生論かもしれないし、組織論かもしれないけど、結構、ずっと考えてきたことと一致しました。最後にダニエル氏がピアノと合奏した「タイスの瞑想曲」曲が素晴らしかったです。
https://www.facebook.com/100003678524115/posts/1363633760435895/
倒れこんで背中に感じた芝生の感触や見上げた空を忘れるな
「ロストフで倒れこんで背中に感じた芝生の感触や見上げた空、ベンチに座っていた居心地の悪いお尻の感触を忘れるなと話した。僕が言わなくても、小さい選手、グループリーグ突破の翌日に話してくれた選手がいたので、(みんな分かったと思う)。ベルギー相手に3点目が取れるとも思える状況で逆転負けした。あれが世界だと。日々鍛えて前にということを感じた」
西野監督、選手に伝えた大切なこと「ロストフの芝生で感じたもの、見上げた空を忘れるな」
ワールドカップ日本代表惜しかった・・・
昨日の自分を超えていく
世阿弥の教えで私が最も感じ入ったのは、自己更新という考え方です。人間は常に自分自身を成長させる努力を続けるべきだと世阿弥は言います。少し厳しく聞こえるかもしれません。一方で、「他人と自分を比べてくよくよしなくていい」ということでもあります。そう考えると、少し肩の力が抜けて、心が軽くなりませんか。
要は「昨日の自分を超えていく」ということです。他人と比べるのではなく、昨日の自分がライバル。
今日の自分がどんなに格好悪くても、明日の自分が今日より一歩、前進していればいい。だから人生に失敗なんてない。すべての経験は明日をよりよく生きるための糧だと考える。言い換えれば、「自分史上最高」を常に目指していく生き方です。
客観視と自己検証
世の中がおかしくなってるのではなく自分の感覚が古くなってるということを考えられること。長く残ってる人は客観視と自己検証を繰り返し、これまでの心の拠り所としていた固定観念を捨てられる器量と、またゼロからやっていける自信みたいなものを持ってる。何よりもその過程すらも楽しんでる。
https://twitter.com/ka2aki86/status/962700800689520642